冷え性さんの、のんびりライフ

~冷え性なのに、アイスが好きです~

冷え性さん、雪山へ行く

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こんにちは!『にこ』と申します。

アラフォーで子育て中の主婦です。

今回も冷え性ブログ、よろしくお願いいたします。

①山に登らない冷え性さん

結婚するまで、私は山とは無縁の生活をしていました。

子供の頃山の斜面で遊んだり、遠足でハイキングに行った経験がある程度です。

大人になってからは軽いハイキングは好きですが、登山をする機会はないだろうなと思って生きてきました。

しかし、夫がまさかの発言をしたのです。

『山に登りたい。』

夫はもともと軽めの登山が好きで、趣味で独身時代に一人で低い山に登っていたようです。

私『じゃあ、行って来たら?』と言うと

『一緒に行こう。』とのこと。

 

え!!!嘘でしょ!!

 

夫には、私が登山の経験が皆無だということは、あらかじめ伝えてあります。

その上でこの発言。

どうかしてるんじゃないかと思い、一応確認することに。

『山って、どのくらいの高さ?』

夫『500メートルくらいだから大丈夫。』

 

500メートル・・

 

登山の経験が皆無な人間は、500メートルがどの程度の高さかなんて分かりません。

登山初心者のアラサー(当時)女が登れるような高さなんだろうか・・

おまけに季節は3月。

まだまだ寒い季節です。

私は何度も『自信がないから、行かない。』と訴えたのですが、

『大丈夫大丈夫、いざとなったら引っ張って行ってあげるから。絶対登れるから。』と言いくるめられ、『まあ、そんなに言うんだったら大丈夫なのかな?・・』とついにほぼ初めて山に登ることになりました。

 

②思ってたんと違う

山に登り始めて数十分が経過し、だんだん足取りが重くなってきた私。

辛い・・

家に帰りたい・・

登れども登れども、全く頂上は見えません。

夫の足取りは軽く、たいして疲れてもいない様子。

中盤にさしかかった頃、なんだか急に空気が寒くなってきました。

ふと周囲を見渡すと、そこには所々雪が積もっているではありませんか!

 

雪山だったんかい!

 

そうか・・3月って遠くの山の頂上に雪が見えていることあるよね。

それがこれなのか・・

雪を見ただけでなんだか山が怖くなってきた私。

そこから少し進んだところで、もう限界かもしれないという状態に達しました。

疲れたし、辛いのはもちろんのこと、

寒い。寒すぎるのです。

ダウンは着用していましたが、まさかの雪で心が折れました。

限界を感じた私は夫に

『この先は一人で行ってきなよ。ここで待ってるから。』

というと、夫は驚き

『いやいやせっかくだし、がんばろう!』と目をキラキラさせています。

さすが登山経験者。雪を見ても怯む様子はありません。

来なきゃよかったー!!と大後悔したのですが、ここはすでに山の上。

一人で引き返すこともできません。

なんでスニーカーで来たんだろう・・

雪があるなんて聞いてない・・

足が冷たいよう・・

最後の力を振り絞り、なんとかゆっくりついていく私。

そこでふと思い出したのが、登山前の夫の言葉。

『いざとなったら引っ張って行ってあげるから。』

それを思い出し夫の方を見ると、余裕であったはずの夫の息が切れているではありませんか。

そして、辛い表情になっています。

あれ?もしかして辛いのかな・・?

 

そんなこんなで手を引っ張ってもらうことはありませんでしたが、なんとか登頂することができました。

登頂した先では、地面がかなり雪に埋もれていました

 

しかし限界突破して登った山は予想外の壮大な景色で驚きました。

『500mってものすごく高い山だったんだね・・』

 

③下山

ついに下山開始です!

登りとは比べ物にならない速さで、気分爽快に下りていきます。

雪も少なくなり、ついに普通の山道に戻りました。

そこで少し余裕が出てきた私。

夫に声をかけ待っていてもらうと、

『いざとなったら引っ張って行くって言ってくれていたけど・・』

と言うと、夫は疲れている様子で驚きの表情をした後、

『じゃあ、ちょっとだけ・・』

と言ってほんの少しだけ手を引いてくれましたが、すぐにまた一人で歩くことになりました。

ん?こんな約束だったっけ・・

 

結論

・登山素人は経験者の言うことを信じてはならない。

・登山経験者でも、山では辛くなることがある様子。

・雪山は、冷え性にとって最大の試練である。

・あまり手をひいてくれなかったことは、しばらく根に持つこととなった。